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| とにかく海が好きだ。 4月に逗子湾が見渡せる家に転居した。転居の後始末、家の修復などで体は疲れ切っているのだが、海が見える光景に癒されている。 早朝は犬を連れ散歩する人たち、ジョギングをする人、ただブラブラと歩いている人などが見える。昼間はまだ泳ぐ人たちのいない海では数え切れないほどのサーフィン、ウインドサーフィンを楽しむ人たちを眺めることができる。。 海辺まで歩いて行くには急坂を下り、10分ほどで着けるのだがまだ果たしていない。 ニューヨーク在住中に、マンハッタン近郊のロングアイランドにある、友人のサマーハウスに出かけ、家の修復などを手伝い、近所の人には家族の一員であると思われていた。 その家は海辺から1分ほどで、沢山の画像を撮し、またボートでフィッシングに出て行き、大西洋の黒い海を撮した。 1991年7〜8月に東京・銀座にあるクリエイションギャラリーG8で『Horizon=水平線』という写真展を行った。 これらの画像は、約20年間撮りためた画像から105点を選び、作品は同じ高さの水平線で展示された。 その案内状に妻が詩を添えてくれた。彼女の詩は私が海に対して漠然と思っていたことを明確にしてくれた。 海は動いている 穏やかに そして 荒々しく 愛 憎しみ 戦い 平和 静止 変化 滅びるものあるとも 盛えるものあるとも 海はひとつ 地球にひとつ 現在から過去へ 人々は視る 水平線を そう、海は世界にひとつなのだ。ロングアイランドで撮した水が、いま見ている逗子湾の水とつながっている。そう思うとカメラを持って海岸に行きたくなる。 私の尊敬している画像作家の一人にErnst Haas(1921~1986オーストリア生まれ)という人がいる。彼の写真集"THE CREATION"*には荒々しい海の画像がいくつかあり、よくこんな画像が撮れたものだと、この本を手に取るたびに思う。 *この本のいくつかの画像が見られるサイトとリンクしています 私は海に癒されている、そして画像に納める。 しかし、それだけではいまの時代には足りないのかも知れない。 海は汚され、海洋資源は激減し、境界線では紛争が起き、石油を求めてそこら中掘りまくり、温暖化で北極、南極の氷は溶け出し、巨大なタンカーの事故で汚染、海鳥、動物を殺し、巨大な戦艦が他の国へ向けてミサイルを発射し、街を破壊、市民を殺戮している。 人間は長い歴史で海によってどれだけの恩恵を受けたか計り知れない。 いまあらためてこの海を守るために、自分の画像が何かの役に立てばという、焦燥感が湧き起こってくる。 この号の<デジタル写真記>はこんな思いから「海の光景」とした。 |
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<鎌倉四季_段葛・春/海・夏の夢/晩秋の北鎌倉/梅の香・冬>を お読みになりたい方はこの文をクリックしてください |
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